20220102

年を跨いだ数日間

日田に遠路はるばる大学時代の旧友がきてくれて案内したり、自分が地元付近に出てあそんでもらったりしていた。ここぞとばかりに、ごちそうを食べたりたらふくお酒をのんだり。会いに来てくれて会いに行って、贅沢な時間だなあ。多くの人がおやすみをもらえるというだけあって、駅はすごく混んでいる。久しぶりの公共交通機関、街、他人の群れ、ちょっと疲れ、ちょっときもちいい。

とにかく気兼ねのないひとたちとの対話、言葉すくなくても話の概要がほぼ伝わり、「知ってる知ってる」と、わたくしのひととなりの粗い部位もなんか愛情をぼかしたよなものでくるんでいただいていた。懐かしい街をひとりでぶらぶら歩いても、ちょっと似た親しみめいた感覚が落ちてくる。「知ってる知ってる」とあちこちから声がするみたい。

帰省中にひとりで訪ねた場所もあった。岡山では禁酒会館、倉敷は大原美術館、広島は平和大聖堂。禁酒会館は一階がカフェになっている。ユージン・スミスの写真集をたまたま手にとって、アイリーン・美緒子・スミスさんの文章を興味深く読んだ。久しぶりの大原は絵の設営がちょっと違っていた。児島虎次郎の足取りと作品を印象的に鑑賞。分館は改装中で行けず。キューピーちゃんの頭部がすずなりになってる現代美術の作品に会いたかったなあ。普段小鹿田焼を目にしているからか、工芸館では陶芸が脳内で共鳴。バーナード・リーチの動物の絵付けを愛おしく観察していた。帰ったら柳宗悦さんの民芸の本、読んでみようかなあ。平和記念聖堂は、わたくしの他にも祈りのひとがちらほら。普段入るとだいたいひとりきりなのだが、入れ替わり立ち寄る姿がある。お正月だからなんかなあと思った。

いい旅だったので思い出していたら日記がどんどん長くなりそう、ここまでに。年末お友達を連れて琴平温泉に行った(露天風呂、たいへん寒かった)ときだったか、心の中で「まあいっか~」の一声が鳴ってそこからちょっとそのひとがずっといる。昨年一昨年とハードにごりごりあそんでいた。それもいいけれど、2022年という文字には水平を感じるし、ことしは脱力で