20230723-B

腕輪首輪

くびなしの自画像は、紙の上はもっとやわらかく綺麗な発色をしとるんじゃけど
カメラ機能と色編集はこれが限界


興奮して冴えているのは、一流の奏者の演奏を真隣で浴び続けたからだろう。おふたりとも全霊で演奏されていたので、わたしの浜に寄せただけ彼女らの波が洞に溜まってる。逃がしたいので少し絵を描いて、描きかけのまま圧で煮るみたいに寝て、目が覚めてはまた続ける

不安と焦りで潰れるような心地になったものの、そういうのが起こりやすく継続しづらい気質なので、風呂の栓抜くみたいにしてざーーーと気分の水が引く

空になった心身が、宿借虫になって六畳宇宙で自分じゃない眼や身体の動きをする
理性とか今日の記憶とかちょっとだけ残っていて、理性2:虫8くらいの割合でぶーんと小さくおもちのように浮いとる
これが続いたらほとんど白痴になる気もするが、嫌な感覚じゃないよ

毎日変なんでコラムにしよう
言葉にしたがっとる
言葉にしないとあまりに変だよ

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【譜めくりへの備忘録】

ピアニストでもないわたくしへも稀にその機会が巡ることがある。

今回は、本番で楽譜の解像度猛烈にあがったことが印象的。別人のようだったと反芻する。きちんとした公演の譜めくりは二度目だ。当日リハ直前にそのことは決まり、本番ステージで初見の曲もあった。急なので服装も裏方用のスーツ。眼鏡も度が甘く、楽譜もざっくりとしか見えていなかった。出はけもアドリブのような場面があり、ほかにもまあたくさん。とにかく肝を潰したが、自分の能力・できる範疇を身体測定しているようなまさに試練とでもいうべき得難い時間帯だった。

あなた方の足元にも及ばないし限りがあるけれど、これならできますと、はっきり差し出した気持ち。

演者さんと、音楽の神様に