20230901

8月の間じゅう、家にいるときは寝ていた
六畳宇宙が黒い穴のようになって
もうだれでもなくていいですよと包んで

9月になったら、おなかがすいているようになった。
今日は雨が降っていて、もう「ちょっと暇です」としゃべれるようになっていて、来年のことをすごく考えているのだった。

はなから渡鳥の足場をくんで、はいどうぞ100年後もたのしくいられますようにって、一休さんでもつれてきたい気持ちになってため息つけば季節は秋だと毎年思う。自分ごとにしてしまえなければ浮かびもしない春以降と、残り時間の砂の量とがわかりやすくわたしをひきちぎる

上半期があとひと月。ことしは健闘の願掛けめきた思いで、一年間をすいか割りしたはんぶんこを金髪あたまにした。もう黒いところはだいぶ広がってきた。中身が