20240607

20240607

そぼ

はるがきてあきがきて

はるがきてあきがきて

はるがきてあきがきて

はるがきた

にへんにいちどきます。

おなかがいたいよう。さびしかったよう。自分は一体どうなるんだろうと思った。

手を繋いで さんにんがうっすらひとのかたちでひとつにつながったまま過ごしていると、うれしい、初めて会ったみたいな気がすると言っていた

かあさんから子へ伝えたいことがたくさんあるようで、お家のことや森のこと、田んぼや畑、物件や、周りの人のこと、道や橋などのことを話している。話の途中でお時間ですの無情すぎるアナウンスが入った。

4年半前「ここに居場所はない。死に物狂いで働け」と説いていただいた電話口を思い出す。もうわたしの名前もおぼろげな感じがするからゆめゆめおぼえておいでじゃないでしょう。一緒にいたら彼女はさびしくなかったかもしれないし、一緒にいてもさびしかったかもしれない。言いつけを守ったつもりはないが、死に物狂いで働いたおかげかはるかかなたに我が命題を得てがっぷりしごとに取り組むわたくしもいる。

自分の母親を安心させる仕草を落ち着いてしっとり置く父はまぶしい。

はらいそでまどろむ時間