20260414

20260414

即興とひとくちに言えど

たとえばジャズのアドリブがそう呼ばれたり、協奏曲でソリストが独奏をとるカデンツァがそう呼ばれたり、ただ決まった楽譜がないだけの状態をうかべるひともあり、フリーインプロビゼイションのことを呼ぶこともある。

即興と言われて定義することがあまりに多すぎて、また即興なのでと枕がついた活動への準備のグラデーションもかなりさまざまなような気がする。

わたしの育った文脈は総譜やパート譜などに基づいたかなりがちがちの設計図に沿ったもので、自分が表現してみたい分野として即興に触れたのがずいぶん大人になってから。得意分野とはまた違う反動というやつだろうか、せっかくなのでとつい思う。

せっかくなので

勝ち負けや上下もなく、声や反応がしっかりしている人が優位に立つとは限らず、自分が表現者なのだという自覚があったりなかったりあいまいなこともあり、わたしからは到底出てこない間や感覚と出会ったり共演したりしたく、つい見逃してしまいそうな些細なことに光があてたく、声が小さいこともミラクル大事にしたく、音楽とそうでないものの間をいったりきたりして味わいたい
そんなふうに思う。

喋れてしまうことを問う
ぽったり雨の音がする