20260928

20260928

思いついたそばから忘れがち

九月はいろんなものが流れついて
わかりやすく次のシーズン到来である

◯

さまざまな土地をてんてんとしていると
走馬灯のもちえる数値が上がっていくような気がする
ハイカロリーのようなバターに溶けゆく知覚で

鑑賞機会はなるべく持つようにしている。
まちの息遣いの手びきのひとつに
おとぎばなしのような幕があがる
あたりに漂うおとやかたりに耳を傾けると
目玉から情景がこぼれ溢れきて、
それから走馬灯がなだれこんでくる

これまでみてきいてあるいた・走った
夜・運転席、ネオン、光量が再演されて
ずいぶん昔に住んだ土地の、なんてことなさ
なんでこのシーンなのかなと思うような
こぶりなまくまたちだ。

六本松のガソリンスタンドで給油
阿部食堂をさがしてあるく尾道のばん
どこまでもやさしいこの世の隙間・宝町の管楽器工房
十日市ゲストハウスを出てあるく朝川沿いの桜並木
眼を焼く西陽がおちて橙の街灯に変わる210西鉄久留米
ひとくせある車内放送と路面電車の柳川緑道公園

何度も暮らして何度も通って焼く