たまに無性に聴きたくなる
アイーダを聴いている
ほんとにいい曲だなー
アイーダは、イタリアの作曲家、ヴェルディのオペラ作品である。サッカーの試合とかで流れる有名なふしがあるから、知っているひとも多いかもしれない。わたくしは広島の市民オペラのエキストラで演奏したことがあり、オーケストラでの演奏の仕事としてはこれが最後だったので、個人的にかなり思いれのある作品だ。公演のあった三月の末、長く住んだ広島のお家は引き払っていて、川沿い安いゲストハウスをとってリハーサルから本番まで滞在した。会場まで桜並木の河川敷を歩くと、春の気配がくすぐったい。自分の音のことを頼りにしてくれている気配があたたかく、とても大事に演奏したのを覚えている。隣席のホルン奏者は、街を去ることを惜しんでくれ、終演後は「自分は口下手だから」ではじまる誠実なメールが届いた。一緒に演奏できて嬉しい人たちだったなあ。
閑話休題
オペラのストーリーはいかんせん納得のいかんものばかり
本作については、ぼーっとして泣いてばかりいるヒロイン・アイーダよりも、愛とわがままいっぱい火のような敵役・アムネリスが好き