20220822

よるになったんで
インド・イラク・トルコ・モンゴル
の、うた・打楽器とか笛とかを聴いています
こんなに・すかすかなのに・匂いつきミュージックだ

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先日弟と話してから、以降政治が気になる

『問う力』という、詩人・長田弘さんがさまざまな分野の人物との対談をまとめた本が手元にある。その中での、政治家・猪口邦子さんとの対談を読んで、このひとの考えが知りたいと気になって新しく購入した本が届いた。猪口さんは、2002年からジュネーブの軍縮会議で外交をつとめたひと。議長にもなった。就任したのは9.11の半年後で、誰もが多国間外交なんて信じない、外交なんかで世界は救えないと信頼を失ったなか、子供や女性、高齢者などが犠牲になる地雷など小型兵器の軍縮に大きく貢献した人物だそうだ。21世紀「大事なのは、敵か味方かの二項化からの脱却、声をよく聞き、パラダイムを示し互いに協力できる点を見つけていくことだ」と述べている。

「大事なのは二分化でなく」というところに、弟がカレーをもぐもぐ食べながら口にしたいまの政治への違和感がよく共鳴する。それとは別に、彼の大衆への意見のなかには、わたしの心にざりりとのこる違和感もあった。「声をよく聞き」というところはその視野に釘をさせるんではないかと感じた。

見開き12ページの対談、これくらいならって
グレースケール300dpiスキャン
読んでくれるかどうか、
わからんけど

そもそも、『問う力』を買ったのは20代最後の日の午後のことだった。ほうぼうの先輩からあまりにも「あなたもっと質問したほうがいい」と言われるので、じぶんの問う言葉への辿り着けなさを気にしてたんだ。「この本、題が問う力だって、まさにわたしへの本なんじゃなかろか」と思って手に取った。

わたくしは自身を問われ続けている。
普段すごすコミュニティや、文化圏、「あ、この政党か」と思うと嫌悪することとか、その疑いなき短絡の無自覚にぎょっとしたりだとか
ひとまず、自分が惹かれると感じるものをしずしずと周りに置いてみて、自分の手で考え方の指針を編んでいくのがいいんではないか。

勉強したこともそんなにない分野
まだなんもしらんのと一緒

弟がおしえてくれた