20211207

『浜辺にて、うみどりの群れ仰ぐ』

群れの中で生きることを
子供の頃からよくしてきたように思う。コミュニティの中で求められること、自分のやりたいことのズレと重なりを読みすり合わせ、あのといっておずおず手を挙げるような体験は集団での暮らしに不可欠である。きっとおればかりではないだろう。見つけたぞとよろこんでは無常に変容する日々、共鳴を発見したいと願い探し歩くことを、難しいともおもしろいとも感じる。

お腹の中のものを出しみせるのは勇気がいることだ。思わず体が動いてしまうことを一度疑ってみることも、それに同じ。おれの周りそしておれ自身の日々の変容を、目をつむってやりすごすことなく感じ味わうことが、群れと一緒に過ごすことの醍醐味なんではないだろうか。

群れの中での、自分の異色を思う。鏡越しに見ればわかる、求められた初動の所作が足首へと巻きついている。来月四年経つ土地で若干へこみ錆びてきた真鍮製のうずまき式をさすっては、冬そして来る春の風に目を凝らしながら

ざりざりと砂を噛むような孤独と、ほんのすこしだけ薄ぼんやり光るぬくみの幸せを
わたくしの「諦めなさ」は独特の形状をしており、